離乳食作りにブレンダーやミキサー、フードプロセッサーの購入を検討している方やどれを購入したらいいか悩んでいる方へ、離乳食作りに活用するメリットや選び方、人気の商品、離乳食のレシピなどを紹介していきます。
離乳食作り便利な調理器具は?おすすめはブレンダー・ミキサー・フードプロセッサ
ブレンダーとミキサー、フードプロセッサーの違いについてご存知ですか?どれも食材を細かくする調理家電ですが、それぞれの違いやメリットを知って最適なものを見つけましょう。
便利なブレンダー・ミキサー・フードプロセッサーは離乳食を作るママの味方
赤ちゃんが生後5~6カ月になると離乳食作りが始まります。手作業で食材を裏ごしたり、すり鉢でつぶしたりしながらペースト状にするのは忙しい育児の中で大変な作業です。
そこでおすすめなのが、ブレンダーやミキサー、フードプロセッサーを利用した離乳食作りです。おかゆや野菜のペーストもあっという間に作ることができます。つぶすのに苦労する繊維質の多い葉物野菜のペーストも、スイッチオンで数秒で滑らかに仕上がります。ミキサーをかける時間を変えて、滑らかでトロトロのペースト状からつぶつぶの食感を残した仕上がりまで調整できるから、離乳食初期から完了期まで大助かりです。調理にかかる手間も時間も減って、さらにメニューの幅も広がります。
これから離乳食作りが始まるママも、離乳食作り真最中のママも是非活用してみてください。これまでの苦労はなんだったの!というくらい毎日の離乳食作りが楽になること間違いなしです。
【ブレンダーの強み】ハンディタイプで 少ない材料でも手軽に使えること
欧米ではミキサーのことを一般的に「ブレンダー」と呼びますが、日本ではスティック型でハンディタイプのものを「ブレンダー」と呼び、据え置きタイプのものを「ミキサー」と呼ぶ傾向がありますので、本記事でもそのように扱います。
特にブレンダーは少量調理に向いていて、泡立て器や木ベラのような感覚で、食材を調理中の鍋やボウルに直接入れて撹拌できる小回りが利いて手軽な使い勝手と、お手入れの楽さがブレンダーの魅力です。さらに器具自体がコンパクトなため収納場所にも困りません。
ブレンダーには「まぜる・つぶす」シンプルな機能のタイプの他にも、「泡立て」や「チョッパー」機能が使えるアタッチメント付の多機能タイプのものがあります。
【ミキサー・フードプロセッサーの強み】一度にたくさん作れるから作り置きで大活躍
離乳食作りを目的にミキサーやフードプロセッサーを選ぶメリットは、1度に調理できる容量の多さです。離乳食の作り置きなどで調理量が多い場合は、少量調理に向いているブレンダーより、容量のたっぷりあるミキサーやフードプロセッサーの方が作業効率が良く適しています。特に離乳食中期以降になると、1回の献立に数種類の離乳食を作るようになります。あらかじめ加熱してミキサーにかけた食材を小分けに冷凍保存しておけば、毎回の離乳食作りがずっと楽になります。
どれを選べばいい?離乳食作りのためのブレンダー・ミキサー・フードプロセッサーを選ぶコツ
せっかく買ったのに使わない、置き場所がなくて邪魔になってしまった、なんてことにならないように。ご家庭ごとのライフスタイルに合った商品を選べば、離乳食作りが終わってからも長く使うことができます。最適なものを選べるように選ぶ際のポイントを紹介します。
必要な機能は何?つぶす・混ぜる・刻むができればOK
離乳食は、赤ちゃんの発達に合わせて食材を滑らかなペースト状にしたり、つぶしたりしなくてはいけません。特に離乳食が始まったばかりの時期は、赤ちゃんが飲み込みやすいようにできるだけ滑らかに仕上げてあげたいもの。裏ごしは手作業だと大変な作業を、ブレンダーやミキサーなら 数秒で行えます。
さらに離乳食中期以降に活躍するのがフードプロセッサーです。フードプロセッサーは、水分の少ない食材を細かくするのが得意です。滑らかなペースト作りはブレンダーやミキサーに劣りますが、魚や肉のミンチや野菜のみじん切りはフードプロセッサーの得意分野です。そのため離乳食前期の滑らかなペーストはミキサーの方が、離乳食中期以降の食感を残したサイズに食材を刻むのは、ミキサーよりフードプロセッサーの方が優秀です。とはいっても、ブレンダーやミキサーでも撹拌時間を調整すれば食材の大きさを調整できるので、調理法を工夫すれば離乳食完了期まで活用できます。
容量やお手入れの簡単さ、収納は?自分に合う調理器具を選ぶコツ
長く愛用できるように、製品を選ぶ際に気にかけたいポイント、自分にあったものを選ぶコツを紹介します。
調理できる容量
1回分ずつ調理したい、作り置きするためまとめていっぱい作りたい、他の料理にも家族全員で使いたい、など調理をする量で適当な器具や容量が変わります。どのように使うかを想定して適当な容量を把握しましょう。
お手入れのしやすさ
洗うのが大変だと使うのが億劫になってしまいます。カッター部分は簡単に取れるか、パーツが複雑だったり多かったりしないか、食洗器対応か、ジャーやカップは軽量か、などがお手入れが楽かどうか判断するポイントです。また赤ちゃんの離乳食を作るのであれば、清潔に保てるかも重要なポイントになります。パーツを分解して細部まで洗浄できたり、煮沸消毒ができると安心です。
収納
すぐに使えるよう据え置きタイプにするのか、使うときだけ出すのか。設置場所・収納場所を決めて、適した大きさを検討しましょう。付属のアタッチメントが多くて想像以上に収納場所が必要な場合がありますので、これも忘れず確認しましょう。
安全性
チャイルドロックや誤作動を防ぐ安全機能があると、子どもの安全だけでなく調理中の事故防止にもなって安心です。
離乳食作り以外の使用用途
毎朝スムージーを作りたい、野菜嫌いなお子様に野菜のポタージュスープを作りたい、ハンバーグや餃子作りをしたい、など離乳食作り以外にどのような使い方をするのか考えて選ぶと、離乳食作りが終わってからも長く活用することができます。
離乳食作りにおすすめの機種は?ブレンダー・ミキサー・フードプロセッサーのランキング
離乳食作りにおすすめのブレンダー、ミキサー、フードプロセッサーの人気機種を紹介します。安心の大手メーカーの製品を中心に、シンプルな機能のものと多機能のものを紹介します。
先輩ママが選ぶブレンダーのランキング
ハンドブレンダーの魅力は、サッと出してサッと洗えるお手軽さです。
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ブラウン ハンドブレンダー マルチクイック MQ500
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「つぶす」「混ぜる」の2機能に特化した使いやすいシンプルなハンドブレンダーです。720gと軽量で片手で調理できます。本体以外のシャフト部分は食洗器対応でお手入れが楽。泡立て機能やチョッパー機能が必要になったら、アタッチメントを追加購入して使用できます。
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アイリスオーヤマ ハンドブレンダー HBL200
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「つぶす」「混ぜる」「刻む」「泡立てる」の1台4役の多機能ブレンダーです。食材の固さに合わせてスピード調整ができ、アタッチメントを変えればみじん切りやひき肉作りができるチョッパー機能や泡立て機能も。アタッチメントやカップなどのすべてのパーツをまとめてコンパクトに収納できます。
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ビタントニオ コードレスハンドブレンダー VHB100
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充電式のコードレスタイプなので、コンセントの場所を選ばず使えます。安心のロック機能付きで、お子様のいたずらだけでなく調理中の誤操作による事故も防ぎます。キッチンに置いておいてもおしゃれな充電しながら収納できるスタンドも人気の理由です。
先輩ママが選ぶミキサーのランキング
ミキサーはハイパワーで、キッチンに置いてもオシャレな製品が人気です。
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ティファール ミキサー ミニマルチ BL126GJP
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横幅13.5cmとコンパクトサイズながら氷も砕けるハイパワーで、食洗器対応でお手入れが楽な点が高評価。ドライミルとチョッパー付きで、離乳食中期以降のみじん切りにも便利です。また本体と容器が正しくセットされないと作動しない安全構造で、小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。
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イワタニ クラッシュミルサー IFM-C20G
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新開発の4枚刃で氷もナッツも砕くハイパワーです。電子レンジで加熱できるガラス容器、カッターとガラス容器は丸ごと煮沸消毒ができる点は特に離乳食作りに嬉しいポイントです。容器の有効容量は260ccと少な目。
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パナソニック ミキサー MX-X301
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1000mlの大容量で離乳食のまとめ作りに大活躍。繊維質を細かく粉砕するブラックハードチタンコートファイバーカッターで、驚くほど滑らかな仕上がり。付属のスムージーバーで、空回りしやすい葉野菜もきれいにミキサーをかけられます。
先輩ママが選ぶフードプロセッサーのランキング
離乳食作り以外にも、料理の下ごしらえに便利なフードプロセッサーは、ハンバーグが4個分作れる容量のものが主流です。
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パナソニック フードプロセッサー MK-K48P
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「刻む・する・混ぜる」ナイフカッターの他に、おろし機能のおろし・とろろカッターの2種のカッターが付いたフードプロセッサーです。ペーストやみじん切りが数秒で調理でき、作動音も静か。ガラス製のジャーやカッターなどは破損しても部品購入できるので安心です。
ティファール フードプロセッサー フードカッター ミニ MB601GJP
「つぶす・混ぜる・刻む」ブラックチタンコーティングのカッターは丈夫で長持ち。他におろしディスク、千切りディスク、泡立てディスクが付いています。誤作動防止機能付き、プラスチック製のカップは軽量で食洗器対応のためお手入れも楽。
タイガー マイコンフードプロセッサー SKF-G100
「みじん・ミンチ」「おろし・スープ」「ホイップ」「パンこね」の4種のカッター・ブレード付きで、それぞれの調理モードで幅広い調理が可能。フードプロセッサーでは苦手な液体調理もOK。お手入れのしやすい軽量で丈夫なステンレス製のカップと、それぞれのパーツをまとめて収納できる点も高評価。
ブレンダーやミキサーで作れる離乳食レシピは?月齢別簡単おすすめレシピ
面倒な裏ごし作業をブレンダーやミキサーで行えば時短でメニューの幅も広がります。ブレンダーやミキサーなどを活用したおすすめ時短レシピを紹介します。
離乳食は赤ちゃんの成長に合わせた固さや形が大事
離乳食のスタートは一般的に月齢5カ月くらいから。母乳やミルクを飲んできた赤ちゃんが固形のものを食べられるようになるまで、以下のように食材の大きさや固さを調整しながら約1年かけてゆっくりと食べる練習を行っていきます。
離乳食初期(5カ月~6カ月頃)
母乳やミルク以外の食べ物に慣れ、ゴックンと飲み込む練習です。1日1回つぶしがゆや、すりつぶした野菜などの滑らかな飲み込みやすいポタージュ状のものを小さじ1程度から始めて、少しずつ量と種類を増やしていきます。
離乳食中期(7カ月~8カ月頃)
モグモグと口を動かし、舌で食べ物を上あごに押し付けてつぶして食べられるようになります。1日2回食で固さは豆腐くらい、大きさはみじん切りサイズ。栄養バランスを意識しながら食べられる食材を増やしていきます。
離乳食後期(9カ月~11カ月頃)
食べ物を舌で奥の歯茎に持っていってカミカミして、形があるものが食べられるようになってきます。離乳食はバナナくらいの固さを目安に、大きさは粗みじん切りから始めて徐々に大きくしていきます。手づかみで食べ出し、油や塩、しょうゆなどで薄く味付けができるようになります。
離乳食完了期(12カ月~1歳6カ月頃)
一歳以降は奥の歯茎で食べ物をかみつぶして食べられるようになります。手づかみで食べるのが上手になり、スプーンに挑戦するのもこの時期。固さは肉団子くらい、食材は1cm角くらいの大きさを目安にします。大人が食べているものを取り分けて与えることもできるようになります。
離乳食の進め具合は、赤ちゃんの発育・発達具合を見ながら焦らずにゆっくり進めていくことが重要です。またはちみつや黒糖、アレルギーを起こしやすいそばなどの食材は使わないように注意しましょう。
離乳食初期(5-6か月)のためのおすすめレシピ「にんじんペースト」
離乳食初期・中期に活躍する、甘くて栄養たっぷりの「にんじんペースト」を紹介します。この時期は1回に食べる量が少量なので、まとめて作って製氷皿などを利用して冷凍保存すると便利です。食べさせるときは必ず再加熱して、1週間程度で食べきるようにしてください。
離乳食初期 にんじんペースト
(材料)
にんじん 1/2本
だし汁 60cc
(作り方)
1.にんじんは皮をむいて1cm幅の輪切りにし、やわらかくなるまで茹でる。
2.だし汁を加えブレンダーやミキサーで滑らかなペースト状になるまで撹拌します。
にんじんの匂いが苦手な赤ちゃんには、10倍がゆと一緒にあげたり、だし汁の代わりに加熱したミルクや粉ミルクを加えてもよいでしょう。水分量を調整して、赤ちゃんの飲み込みやすい濃さにしてください。
離乳食中期(7-8か月)のためのおすすめレシピ「ほうれん草とじゃがいものサラダ」
ここでは常備しておくと便利なほうれん草ペーストを使った「ほうれん草とじゃがいものサラダ」を紹介します。鉄分をはじめ栄養満点なほうれん草は積極的に取り入れたい食材です。ほうれん草(葉の柔らかいところ)を茹で、水にさらしてアクを抜いたら、ブレンダーやミキサーで撹拌してペーストに。小分けに冷凍保存しておくと、おかゆやスープなどさまざまな離乳食にアレンジできて便利です。
離乳期中期 ほうれん草とじゃがいものサラダ
(材料)
ほうれん草ペースト 小さじ1
じゃがいも 30g
玉ねぎ 10g
プレーンヨーグルト 小さじ1
(作り方)
1.玉ねぎはみじん切りにして、皮をむいてひと口大に切ったジャガイモとレンジで加熱する。
2.火が通ってやわらかくなったら、①をスプーンの背などでつぶします。
3.②に加熱解凍したほうれん草ペーストを混ぜ合わせ、プレーンヨーグルトで赤ちゃんの食べやすい固さに調整してください。
離乳食後期(9-11か月)のためのおすすめレシピ「バナナの豆腐パンケーキ」
手づかみでも食べやすい、バナナの自然な甘みでしっとりおいしいパンケーキレシピを紹介します。ラップをして冷凍保存できます。
離乳食後期 バナナの豆腐パンケーキ
(材料)
バナナ 中1本
絹ごし豆腐 50g
ヨーグルト 大さじ3
小麦粉 40g
アルミフリーのベーキングパウダー 小さじ1
(作り方)
1.皮をむいたバナナ、豆腐、ヨーグルトをミキサーにかけ撹拌します。
2.①に小麦粉とベーキングパウダーを加え、再びミキサーで混ぜます。
3.②の生地を油を引いたフライパンで、赤ちゃんが持ちやすい大きさに焼きます。
ハンバーグやスムージーもできる!一歳以降のブレンダー&ミキサーの活用法
離乳食作りで大活躍したブレンダーやミキサーがこの時期になると出番がなくなってしまう?じつはこれからますます活躍するんです。例えば子どもが大好きなハンバーグは、フードプロセッサーに材料をどかっと入れてスイッチオンでタネの出来上がり。大切な成長期に、野菜の栄養をたっぷり詰め込んだポタージュスープやスムージーも、ミキサーやブレンダーならあっという間に作ることができます。成長期の子どもの食欲に負けないスピードで調理をこなしていくブレンダーやミキサー、フードプロセッサーは、上手に活用すればするほど忙しいママの味方になります。
まとめ
- 離乳食作りにブレンダー・ミキサー・フードプロセッサーは時短でとても便利
- 手軽さと少量調理にはブレンダーがおすすめ
- 離乳食の作り置きには、容量の大きいミキサー・ブレンダーがおすすめ
- 離乳食作りに必要な機能は「つぶす」「混ぜる」「刻む」
- ブレンダーやミキサーを選ぶポイントは「容量」「お手入れのしやすさ」「収納」「安全性」「離乳食以外の使用用途」
- 離乳食は赤ちゃんの成長に合わせて食材の固さや大きさを変える
- ブレンダーやミキサー、フードプロセッサーは離乳食作りが終わってからも大活躍
ミキサーは離乳食作りにも、離乳食作りが終わってからもあるととても便利です。どうせなら本格的なものを長く愛用したい、という方はスポーツ選手や料理のプロたちから支持されるバイタミックス社のミキサー も検討してみては?
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